こんにちは、ショウコです。
イタリアはミラノへ、コーヒー界の遊園地ことスターバックスリザーブロースタリーへ行ってきた。
ミラノに降り立った時点で、一目惚れをしてしまった女子中学生のごとく夢見心地で歩いていたところ、スタバを目にした瞬間トドメを刺された。
▼ 先に現地よりこのようにご報告
コーヒー界のディズニーランドに来ました。もうスゴイとしか言えない…外観すばらしいの域を超えてるし、一切妥協なしのエンターテイメントです。しかもBGMでわれらの米津玄師流してきました。
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— ショウコ☕️ (@coffee_shoco) January 8, 2020
コーヒー界のディズニーランドに来ました。もうスゴイとしか言えない…外観すばらしいの域を超えてるし、一切妥協なしのエンターテイメントです。しかもBGMでわれらの米津玄師流してきました。
📍Starbucks Reserve Roastery Milano

今回は、スターバックスリザーブロースタリーミラノ店の潜入レポートをお届けする。
スターバックスリザーブロースタリーとは?
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コーヒーの情熱を表現した劇場的、実験的なコーヒーの聖地である。
ここではコーヒーから着想を得た芸術的表現が、焙煎やコーヒー、カクテルという形で提供されている。
表現の幅はそれだけではない。
建物の内装や外装、メニュー提供への想いまでもがコーヒーへの情熱を表現する媒体となっている。
そもそもスターバックスリザーブって?
こちらは通常のスターバックスから派生した、上級のコーヒー体験が味わえる新たなライン。
コーヒー豆自体はもちろん、抽出方法やデザインまで、通常のスターバックスとは違った体験が楽しめる。
スターバックスリザーブロースタリーは世界に6店舗のみ
スターバックスがはじめてリザーブロースタリーをオープンしたのは2014年12月。
場所は、スタバが誕生したアメリカのシアトル。
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2017年12月には中国・上海店がオープン。
2018年9月にイタリア・ミラノ店、同年12月にニューヨーク店が幕開け。
翌年2月には、我らの東京店がスタートを切った。
そして最も新しい店舗であるシカゴ店が2019年11月にオープンした。
スターバックスリザーブロースタリーミラノ店のここがスゴイ!
イタリアといえば、エスプレッソ発祥の地である。
エスプレッソが世界へ羽ばたくきっかけとなったのが、1906年のミラノ万国博覧会。
ミラノの地で「エスプレッソ」と呼ばれるコーヒー抽出方法が発表され、現在に至る。
そんなエスプレッソ史における重要な場所で、スターバックス社はイタリア初出店を決めた。

引用:スターバックスリザーブ公式HPより
エスプレッソはミラノから世界への贈り物だった。私たちは単なるメッセンジャーにすぎない。 2018年9月にオープンしたこのスターバックスリザーブロースタリーは、この街で出会ったコーヒーに対する情熱や科学、技術に敬意を表しています。
短い文章で語られたスターバックス社の情熱と敬意は、想像をはるかに超えた形で現実となっていた。
建物の正面
こちらがスターバックスリザーブロースタリーミラノ店の入り口。
言われなければスタバだと気づかないほど、ミラノの街並みに溶け込んでいる。
実はこの建物、中央に大きく「POSTE」と書いてあるように郵便局の跡地らしい。
しかし、元々は1901年にミラノ証券取引所の建設に伴い設計された建物。
1901年と言えば、世界初のエスプレッソマシンが発明された年である。
偶然というか何というか、そんな奇跡的な場所からミラノ店のドアは開く。
ちなみに、2体の彫像が確認できるが「商業」と「労働」のシンボルとなっている。
メインカウンター
メインのカウンターでは、芸術と科学が新たなコーヒー体験を織り成す様を直近で感じることができる。
最初の一杯はエチオピアのプアオーバー。最初の蒸らしは人の手が入ったけど抽出はこのマシン。5方向くらいに細くお湯が出て抽出されます。「カウンターで目の前で見てみて」と案内してくれた!
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コーヒー抽出器具が数種類並ぶカウンター席に座ることもできる。
入店して最初にオーダーしたのは、モッドバープアオーバーによる抽出のエチオピア。
正直、感動しすぎてコーヒーの味は全く覚えていない。
しかし、混雑した状況下でも店員さんが垣間見せたコーヒー愛だったり、表現への挑戦に胸打たれた感覚は昨日のことのように覚えている。
個人的に一番感動したのはエスプレッソドリンク
ミラノのスタバはイタリアのエスプレッソ文化をスゴイ尊重していた!ミラノ民からもとても愛されているようで、大盛況だしみんなこぞってエスプレッソ(1杯約240円)。地域文化への敬意に感無量です。
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イタリア初出店ということで、実際地元民はスターバックスをどう思っているのだろうかと思っていた。
しかし、店内に入った瞬間そんな心配はご無用だと悟った。
イタリアには伝統的なエスプレッソ系ドリンクの型がある。
そんなイタリア式のメニューを見てイタリア文化を尊重する姿勢を感じた。
そして、やっぱりスタバはイタリアでも愛されていた。
スタバがイタリアへ見せた敬意は至るところで発見できる
カウンターに使われている木材や、フロアタイル、ガラスライトや、大理石でできたテーブルなど、デザインをはじめ素材や技術を通してイタリアの技が披露されている。
ちなみにこのデザインは、ミラノ店のためだけに設計されている。
どれも、ここだけでしか触れることのできない作品たち。
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厳選されたコーヒーグッズ
ミラノ店限定グッズはもちろん、コーヒー好きなら大喜びなコーヒーグッズも豊富に置いてある。
コーヒー休憩(コーヒーとコーヒーの間の休憩)にはピッタリの時間の過ごし方。

コーヒーチェリーのキーホルダー

コーヒー名言付き鉛筆&ケース

コーヒースプーン

ミラノ店限定エスプレッソカップ

同じくミラノ店限定デミタスカップ
その他、衣類やミラノ店で焙煎されたコーヒー豆の販売も行っている。
コーヒー豆の計り売り場
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こちらのコーヒー豆の計り売り場では、象徴的な表示板が飾られている。
それが、イタリア・ソラリー社の「反転フラップ式案内表示機」。
パタパタパタ…と音が鳴っているため、豆の売り場が分かりやすい。
あと、タイムスリップしたようなノスタルジーも同時に感じる。
この表示機の真下で、ここで焙煎されたコーヒー豆が買える。
コーヒー豆がディスプレイされており、その場でスコップですくってくれるのだ。
もちろん、売り場にはコーヒーのマスターがいるので、自分の好みに合ったコーヒーを教えてくれる。
プリンチ®︎バー
プリンチとはイタリア生まれのベーカリー。
1985年にロッコ・プリンチ氏によって創業された。
彼のフィロソフィーは、パンをひとつひとつ職人の手で手作りすること。
イタリア中を旅しては、ハム職人や野菜農家、チーズ職人から食材を仕入れている。
1986年には、焼きたてのコルネッティとコーヒーを一緒に楽しめるよう、エスプレッソバーを新たに増設。お店は、パンを五感で感じられるよう、一つひとつ緻密に設計しました。ーHPより引用
何とも、スターバックスに通じる思想である。
そんなプリンチのパンが、ここスターバックスリザーブロースタリーミラノ店でコーヒーと一緒に頂ける。
パンだけではなく、ケーキやクッキーも山盛り。
どれもすごくおいしそう。
今回は、生ハムが入ったサンドイッチといちごのタルトを注文した。
もうたまらなくおいしかった。サンドイッチの味は今でも覚えている。
なお、メインカウンターの反対側には薪オーブンがあり、イタリアといえば欠かせないピザも頂ける。
どこを切り取っても、至れり尽くせり。
焙煎エリア
中央に広がる焙煎エリアでは、実際にコーヒー焙煎が目の前で行われる。
SCOLARI社の大きな黄緑色の焙煎機やカラフルな内装は、ファッションの都である「ミラノの街」から着想を得ている。
また、奥にあるブロンズ色をした「樽」は、焙煎をした豆を貯蔵しておく場所。
通常は閉まっており中は見えないが、なんと頼んだら開けてくれた。
しばらく寝かせた焙煎豆は、樽から無数に生える管を通して、店内のあちこちに送られる。
メインのバーカウンターで使用する分はもちろん、残りのコーヒー豆は最終的に自動でパッケージングされる。
テーマパークのようでありながら、工場見学をしているようで子どもも大人も楽しめる。
店内はコーヒー焙煎の香りでいい匂い。
ミラノ店限定コールドブリューのセット「コールドクラフトディスカバリーフライト」が最高に、最高においしかった。ナイトロとシトラス系・ベリー系ドリンクをいただきつつ焙煎を眺める。至高体験。
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焙煎機の周りは、カウンター席になっており焙煎を眺めながらコーヒーを頂ける。
ディズニーパレードを観ながらチュロスを頂く感覚に似ている。
アリビアーモバー
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「アリビアーモ」とはイタリア語で「到着した」を意味する。
意訳をして「ただいま」と言ったところだろうか。
残念ながら、先にコーヒーとプリンチをたくさん楽しんだため、アリビアーモバーに寄ることができなかった。
イタリアでは「バール文化」が根付いており、バールでは軽食からコーヒー、アルコールが提供される。
つまり、このスターバックスリザーブロースタリーミラノ店は、言ってしまえば「一つの大きなバール」である。
日本の「喫茶店文化」に似ているかもしれない。
ちなみに、ナポリタンやクリームソーダ、コーヒーが出てくるいわゆる喫茶店は日本特有の文化。尊い。
中庭
店内をぐるっと周ると、中庭が見えてくる。
注目して欲しいのは、隣のビルの壁画。
よく見ると、巨大なコーヒーの絵になっている。
ここまでするのか、、、と脱帽してしまった。
スターバックスリザーブロースタリーミラノ店:店舗情報
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滞在時間について
6時間以上は滞在していたと思うが、正直それでも足りなかった。
短時間でコーヒーを飲みすぎて、バーに寄る元気もなかったし、あれこれ試す余裕もなかった。
次回チャンスがあるならミラノで数泊は確保して、朝晩と複数回訪問する。
朝はプリンチバーでパンとコーヒーを、夜はアリビアーモバーでカクテルを。
ここではコーヒーが特別好きな人でなくとも、子どもから大人まで心震える体験尽くし。
心の中でピンと来たらぜひ足を運んでみてほしい。
このコーヒー旅を通じて、探していた何かに出会えるかもしれない。

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