こんにちは、ショウコです。
現在、文章力を磨きたく読書をしつつアウトプットしています。
先日、ブロガーのイケダハヤト著の『武器としての書く技術』を読み終えました。
ブログで収益を生みたいという方はもちろんですが、書くことで純粋に癒される人にとっては背中を押される内容でした!

今回は原文抜粋にて、イケダハヤト著の『武器としての書く技術』の読書メモを共有します。
第1章:文章が残念な人の10の特徴
・言い切れないようなことは、言う価値もありません。
・誰も傷つけない無味無臭のテキストは、誰の心にも刺さらないテキストです。文章を書いて、何かしら人の心に届かせたいと願うならば、誰かの目を気にしてはいけません。
・あなたが「言いにくい」と感じることは「毒」の部分です。そして、その毒はしばしば多くの人が代弁してほしいことでもあります。
この文章で、「いちばん大切なことは、自分が伝えたいメッセージが伝えたい相手にしっかり届くこと」と認識することができました。
少なからず「意見を主張する」って、暗に「別グループを批判する」としがちだし、時には本当に誰かを傷つけてしまうのかもしれません。では、どこかの誰かを傷つけてしまうがために、届けたい人へメッセージを届けないのか?と聞かれたら答えは明確に「NO」と言える。
とはいえ、争いは嫌いな平和主義者のため「意見を主張しつつ、多様性を認めるスタンス」は貫きたい。
第2章:凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法
・読者の疑問や不信感をなるべく先回りして、一つひとつ潰していくわけです。
ここ、完全にわたしに足りないところだなと感じて抜粋しました。
思考が丁寧だなと思ったし、相手の気持ちに寄り添った思いやりのある言葉です。とくに「一つひとつ」という言葉で「疑問や不安は鎖みたいに続いている」イメージができました。

第3章:月40万字書き続けるぼくの12の秘密
・「今日一日の体験のなかで、ブログ記事にできそうなことは何だろう?」と、毎日自分に問いかけるようにしています。
・文章は「思いが整い、言葉が整ってくる」という過程を経ないと出てこないものです。
・優れた物書きは、世の中の割り切れなさに延々と向き合い、自分なりの答えを見つけつつも、断定的に語ってしまう自分に違和感を抱き続ける人です。
・せっかく生きているのですから、時代の一歩先、二歩先、いえ、十歩、二十歩先を表現しましょう。
・ぼくはとにかく「量」を書くことが大切だと思っています。量を書くことではじめて質に転化していくからです。書けば書くほど、スピードも速くなりますし、いい循環が生まれます。
特に3番目の「優れた物書きは〜…」という一文、コレコレ感。モヤモヤが見事に言語化された文だなと。
世の中の割り切れなさに対して「自分で」答えを出していく。
とはいえ、改善の余地があるのではと常に想像を続ける。
文章の話ですが、人間社会の発展ってこのように考える人たちのおかげで今があるんだな、と壮大な気持ちになりました。

第5章:書く技術はこんなに人生を豊かにする【サビ】
・あなたが誰かの役に立てば立つほど、あなたの周りには、あなたのことを理解し、感謝する人が集まってくるはずです。
・見えない怒りを言語化することで、自分のなかから逃すのです。
・表現することは自分の癒しでもあり、それを見ている鑑賞者にとっても癒しとして機能するということです。
・ぼくは、ブログを書くことで本当に救われています。心が乱されたときは、文章に逃避するようにしています。
・記事を目にした読者の方々が、「なるほど」と感じてくれるような価値提供を意識するべきです。
・ブログを用いた自己表現というのは、「希薄になった自分の濃度を高める作業」です。
・ブログを書くことの目的は、自分のなかの「わがまま」に火をつける、といってもいいでしょう。ぼくたちはもっと自分のなかに潜む「わがまま」に許しを与えてあげるべきです。
・組織の枠を越えて人々をつなぐインターネットを用いれば、自分のわがままを許してくれる空間を、自らの手で作り出すことができます。
この章は「執筆におけるマインドセット」のクライマックス。
この記事を読んで下さっている方は「書くこと」が好きな方が多いのではと想定していますが、純粋に共感ポイントが多いのがこの章です。書くことを全面的に肯定してくれるし、むしろ書けば書いただけ自分も周りも豊かになるよ、と提唱しています。
この章を読んで、何となく蓋をしていた自分の思いをどんどん外に出してみようという気持ちになりました。

おわりに:書くだけで人生は変わる
・多くの人がブログで自分の意見を発信することで、世の中に多様性が生まれます。
はじめてイケダハヤトさんの書籍を読みましたが、文章愛が溢れてる書き方でシビれました。
この本を読むと、自分の中だけに抑えていた気持ちを言葉にしたくなり、いますぐ文章を書きたくなりますよ。そして、その気持ちをどんどん公開すると自分も救われるし、読んで救われる方もいる、と背中を押してくれる一冊。文章愛が伝わって、より書くことが好きになりました。
