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映画で観る一杯のコーヒーができるまで『A Film About Coffee』

2020年12月4日

1203_A Film About Coffee

こんにちは、ショウコです。

 

今回は、思いっきりコーヒーに浸れる映画のご紹介です。

 

タイトルは『A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)』。

「おいしいコーヒーができるまで」の裏側を追ったドキュメンタリー映画です。

 

大好きで何回も観ました!美しいサイフォンのシーンからはじまるの最高…

 

今日は、『A Film About Coffee』のあらすじと見どころをご紹介します!

 

『A Film About Coffee』:あらすじ【ネタバレあり】

 

まず、監督に着目したいです!!

アメリカ出身のブランドン・ローパー監督ですが、元々コーヒーが大好きだとか。

 

そうじゃなければ、このような映画は生まれませんよね、、、!

 

そこで、ある疑問が浮かんだそうです。

 

「…なんでコーヒーってこんなにおいしいんだ!?」

 

うんうん、それを考えて眠れない夜を過ごしたこともある、分かる…分かりみが1ハゼのピーク…

 

それから、コーヒー消費国の5つの都市(ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ポートランド、東京)とコーヒー生産国(ルワンダ、ホンジュラス)のコーヒープロフェッショナルたちを追うことに!

 

ここで登場するコーヒープロフェッショナルたちが扱うコーヒーは「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる。

 

つまり、品質が高いだけでなく、「どこで誰がどうやって作って、どんな特徴やストーリーを持つコーヒーなのか」が問われるコーヒーということですね。

 

なぜかというと、コーヒー業界では「サードウェーブ」というムーブメントが起きたからです。

簡単にご説明すると以下のとおり。

 

ファーストウェーブ:19世紀後半〜1960年代

▶︎ インスタントコーヒーの普及により人々の生活に広くコーヒーが浸透、コーヒーが超手軽に生活に入り込んできました!

 

セカンドウェーブ:1960年代〜2000年代

▶︎ スターバックスのようなコーヒーチェーン店の世界的展開、深煎りコーヒーの流行、業態を変えてコーヒーがさらに人々の生活の中へ!

 

サードウェーブ:2000年代〜現在

▶︎ 高品質、「コーヒー豆の個性」という新たな価値観の誕生、最終消費者の手に届くまでの全過程で「誰がどのように関わっているか」が明確、ついにコーヒーが人々の「心の中」にも進出!

 

2000年以降は、この「サードウェーブ」的考え方に価値を置く人たちが増えたんですね。

もちろん「ファーストウェーブ」や「セカンドウェーブ」的価値観も現存してますよ!

 

話を戻すと、この映画ではサードウェーブ文化を現在進行形で創り上げている「当事者たちの頭の中」や「見ている景色」が超クリアに分かるのです。

 

おもしろいのが、消費国のコーヒープロフェッショナルたちの原動力をたどると「コーヒーには何があるんだ?」という疑問がはじまりだったりする。

 

コーヒープロフェッショナルたちは、その疑問に対してコーヒーで答えを出している。

この映画の監督は、同様の疑問に対して映像で答えを出した。

 

いわば、コーヒーの魅力に取り憑かれた人たちの、コーヒーの魅力に取り憑かれた人たちによる、コーヒーの魅力に取り憑かれた人たちのための映画。

 

な、の、に、

こちらの映画で取り上げられた、ホンジュラスのコーヒー農家さんたちは自分たちが作ったコーヒーで作られたエスプレッソを本作の撮影で初めて飲んだりする。(まさに裏側)

 

「えっ!?そんなことある…?」って驚いた。

 

スペシャルティコーヒーは、違う価値観の中で生活するコーヒー農家さんと共同で作られている。

つまり「異国に住む消費者が大事だとするもの」を理解してもらうまでに、ビジネス的取引うんぬんの前に人として信頼関係を構築する必要がありますよね。

 

消費国側に「"スペシャルティコーヒー"というものを作って欲しい」という要望があるように、生産国側にも「これが必要」というものだってあります。

 

例えば本作では、あるコーヒー生産地で「水不足問題」が勃発する。

そこで、そこからコーヒーを買っている商社と国が援助することになり、農家さんだけでなく辺りの地域全体に水を引いたりする。

 

コーヒー生産国での水不足はコーヒーの品質に大きく影響するため、これは両者の問題でもあるからですね。

 

この様にして、異なった価値観の中で生活するものたち同士が共同で「コーヒー」を作っているわけです。

「そんなところまで!?」という、人と人の関わり合いのおかげで、今目の前に「おいしいコーヒー」が届けられるわけなんですね、、、

 

「おいしい」には、ちゃんと理由がありました!!という作品です。

 

『A Film About Coffee』:見どころ

 

この映画の一番のメッセージは「おいしい一杯のコーヒーが手元に届くまでに、何人もの人々が裏で関わっている」という点。

 

それが「良い・悪い」ではなく、これは監督が出した答えなんだと思う。

「おいしいコーヒーの裏側に潜入したら、想像以上の人たちが関わっていて、このおいしさって実は超綿密にデザインされていたんだ」ってとこ。

 

この映画は「コーヒーって何でこんなにおいしいの?」という疑問から生まれてますからね。

 

一つネタバレですが、本作のある登場人物がこんなことを言っていました。

「スペシャルティコーヒーは、関わる人全員で味をつくるもの」

 

コーヒー生産者さんたちはもちろん、輸出・輸入してくださる方たち、焙煎する人、抽出する人。

ひとりひとりの熱が反映されて、一つの味になっているってことですね。

 

コーヒーチェリーは、ブラジルのような大規模農園以外の地域では、"必ず"人が手でひとつひとつ摘んでいます。

 

映像が美しい

 

マジで感謝したい点としては、映像がひたすらに美しい。

 

現地へ行っても見れないであろうドローンでの空撮とか。

現地の虫の音とか、そういう自然の音。音がキレイすぎてチェリーの硬さまで分かる。

 

コーヒー名言だらけ

 

完全に個人的な偏見ですが、コーヒーを仕事にしてる方は心からコーヒーが好きな方が多いと感じています。

 

本当に好きなものと向き合ってる人は、発する言葉がちがう。

「A」という事象に対して選ぶ言葉、表現方法が人間らしいというか。温かみがある。

 

わたしが美しいなと感じたセリフはこれ。

 

特にシビれたセリフはこちら。

"Coffee people have to be sexy."

「コーヒーに関わる人はセクシーでないと」

 

わたしは見るたびに響くことばが変わったりしますが、胸が高鳴る感覚はいつも変わりません。

あぁ、明日はより一層コーヒーがおいしいなぁ、、、

 

続きは、ぜひ本編でお楽しみください!

 

『A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)

監督:ブランドン・ローパー(アメリカ出身)

公開:2014年

長さ:66分

 

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